-
鎧兜を身に付け堂々たる
- 元々は東西南北を守護する四天王の一人で、北方の守護神とされています。別名「多聞天」とも呼ばれ、これは正法を多く聞きその知識を多くの人々に分け与えた、と伝われています。そのため「七難即滅・七福即生を施与する神」と崇められたため、後世に七福神会議の一尊となりました。
その容姿は他の七福神とは異なり、鎧兜を身に付け、右手には宝棒を持ち、左手には宝塔を掲げた、「武装憤怒」と呼ばれる形をなしています。
宗建寺ではこの毘沙門天を御本尊としてお祀りしていますが、御本尊とは別に弘法大師・空海が製作したと伝わる毘沙門天が秘仏として、1月1日~同月31日まで御開帳いたしています。
お知らせ
現在、お知らせはありません。
臨済宗建長寺派仙桃山
- 開基は不詳ですが、開山・一翁祖蓮大和尚が浄土宗のお寺として室町時代後半に創建されたと伝わっています。後に臨済宗のお寺になり、今日に至っています。
毘沙門天を御本尊とし、本堂内陣にお祀りしています。
境内の中心と池の隣に大きな「羅漢槙」の大木があります。「夫婦槙(めおとまき)」と呼ばれるこの羅漢槙は、樹齢400~500年と言われています。
※正月時は「正」の場所が受付となります。
御朱印
-
- 裏宿七兵衛の墓石
- 裏宿七兵衛とは、江戸中期に青梅の裏宿という地域に住んでいた義人です。昼は百姓仕事に精を出し、夜は自慢の健脚と正義心で悪名高い商人や悪代官の屋敷に忍び込み、金品を盗み出しては凶作で苦しむ人々に分け与えたと言われています。
しかし、人の為とはいえ盗みには変わりなく、ついに御用となり打ち首刑になってしまいます。当時、宗建寺の北に位置する笹の門と呼ばれる場所に晒し首となったところ、風雨により七兵衛の首が落ち宗建寺の門前まで流れました。時の住職がその亡骸を気の毒に思い、手厚く葬ったのがこのお墓の由来になっています。
-
- 根岸典則の墓石
- 根岸典則は江戸中期、青梅の縞問屋に生まれた青梅を代表する文化人の一人です。若くして文学に興味を持ち、日野大納言資枝(京都の歌人)のもとで和歌を習い、また儒学を折衷学派の井上金峨のもとで学びます。また、鎌倉にて禅の指導を受けるなど、学問に非常に幅広く精通していました。晩年には家業を養子の喜則に譲り、典則自身は隠居せず本の製作や文芸の指導に励みました。
この青梅の文化発展に貢献した根岸典則の墓は、都指定旧跡とされています。
-
- 庚申塔
- 境内の池の築山に弁財天をお祀りする御堂「妙音殿」があります。その参道(階段)の登り口にある丸型の石塔が庚申塔です。中心には焔髪と憤怒の表情、六腕にそれぞれ武器・宝具を持ち、二匹の邪鬼を踏みつけた青面金剛が彫られています。
その下には三匹の猿神が刻まれていますが、青面金剛とは打って変わってユニークな造りになっています。これは所謂「見ざる・言わざる・聞かざる」で、さらに珍しいことにそれぞれの動作を扇を使って表現しています。
庚申とは「庚申(かのえさる)」の日を表しており、その日の夜には三尸(体内に宿る三匹の虫と言われる)が悪さをすると伝えられています。そのため古くからこの日には夜を徹する習わしがあり、その守り神として仏家では青面金剛や帝釈天、神道では猿田彦神をお祀りしたと伝われています。
各種お守り
-
- 裏宿七兵衛わらじ
- 各500円
金色と銀色の二種類があり - ※裏宿七兵衛わらじで頂いた奉納金は、
恵まれない人や被災地等に寄付いたします。
-
- 宝塔
- 500円
宗建寺では下記日程にて行っております。
-
- 日曜坐禅会
- 毎週日曜日 朝6:00~7:00
- 会員制ではないため、誰でも気軽に参加できます。
(期間:3月~12月)
-
- 写経会
- 毎月1日 朝9:00~11:30
- 般若心経を専用の用紙に写し、霊場となっているお寺に毎年奉納させていただいています。
(期間:3月~12月)
-
- 彫刻教室
- 金曜日 午後3:00~6:00(月3回)
- 仏師・伊藤光治郎先生をお招きし、仏像彫刻の指導をして頂いています。製作課題や期限等はありませんので、初心者の方でも安心して入門できます。
-
- 水墨画教室
- 水曜日 午後1:00~3:30(月2回)
- 講師に水墨画家・海野次郎先生をお招きして、水墨画を指導していただきます。
-
- 御詠歌
- 火曜日 午後1:30~3:30
- 年始に大まかな予定を発表します
御詠歌とは仏教音楽の一つで、お経やお寺由来の詩を一般大衆でも読みやすいよう歌にしたものです。講師は現住職の母・棚橋晴子が担当しています。
※彫刻教室と水墨画教室は、宗建寺別院にて行っています。詳しくは、宗建寺までご確認ください。
宗建寺で行われる主な行事です。
-
4月1日
- 毘沙門講
- 御本尊・毘沙門様のお祭りを開いています。一般の方でも、見学・見物は自由にしていただけます。
-
12月31日
- 除夜の鐘
- 大晦日の深夜12時に新年を迎えるための108回の鐘をつきます。誰でも参加可能になっています。
アクセスについて
-
- 延命寺まで
- 約1分
- 玉泉寺まで
- 約30分
- 青梅駅まで
- 約7分
-
- 最寄のバス停
- 住吉神社 停留所 徒歩 約3分
- 都営バス 梅70 74 76 77
-
- 駐車台数
- 15台
-
- 臨済宗建長寺派仙桃山 宗建寺
- TEL 0428-22-3580
- 〒198-0043 東京都青梅市千ヶ瀬町6-734